聴覚障害のある方は誰もが筆談でコミュニケーションが取れると思っていませんか?または、手話ができないから、すべての聴覚障害の方とは「話す」ことができないと思っていませんか?
聴覚障害の方の障害の程度やその方が言語を習得した時期等にもより、コミュニケーション手段は多種多様です。そのため、その方がどのような方法で、情報を取得し、理解されているかは個別にみていくことが大切です。
京丹後市に住むすべての方が、互いに人格と個性を尊重し合いつながり合いながら、共に生きられる社会であり続けるように。そして、特性に応じたコミュニケーション手段の利用を促進していくために、京丹後市では「手話言語条例」「障害特性に応じたコミュニケーション促進条例」が平成31年3月に制定されました。それによって、様々な形でコミュニケーション手段を学ぶ機会が提供されています。
手話という一つのコミュニケーションの手段の利用促進につなげようと、京丹後市では京丹後市言語聴覚障害センターとコラボレーションし、「今日から使える」手話講座の動画を制作しています。
それぞれの動画では、日常会話でのフレーズやよく使われる単語について、挨拶、京丹後の地名、家族などの項目に分けて紹介しています。
動作を目で学び、動作のポイントとなるところは文字でも解説されています。その動きが何を表現しているかもわかるので、なぜその言葉がこの動きになるのかを理解して、覚えていくことができるものとなっています。
また、手の動きは正面、側面の2つの視点から取られており、どこを起点にどこまで動かすのか、指先がどのようになっているのかまで細かくチェックできます。
この動画は手話通訳者の養成講座の復習としても使われています。
まずは1人でも学びたい、手話を使って話したいというあなたの気持ちに寄り添ってくれるはずです。
今日から手話を用いたコミュニケーション、始めてみませんか?
京丹後市公式YouTubeチャンネル 手話で京丹後