きょうたんご福祉ナビ

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福祉の仕事は自分を成長させて、
地域貢献にもできる!

荒田 有輝
丹後大宮福祉会 あゆみが丘学園
生活支援員

きっかけは、ジモトの先輩からの誘い

地元の峰山高校を卒業して、すぐに就職しました。高3で進路を決める5月の段階は、調理師の専門学校を希望していましたが、家族とも相談し、夏休み前に就職の道を選択することになりました。ただ当時はどんな仕事につくか具体的なイメージは描けていませんでした。

そんな時、近所の仲良しの先輩であり、現在の職場の先輩でもある藤村さんとお祭りで久しぶりに会いました。そして、就職について相談すると「うちの職場に来る選択肢もあるよ」と声をかけていただき、すぐに見学にいかせいただきました。もし、あのタイミングで声をかけてもらわなかったら、福祉の仕事と出会っていなかったと思うので、とても感謝しています。

ご利用者と接して生まれたやりがいの気持ち

就職するまでは障害者福祉について学んだことはありませんでした。しかし、いまの職場で上司や先輩に指導を受けながら、ご利用者と接する中で「どのような支援がその方にとっていいのか」を日々考えながら実践しています。ご利用者の方の表情や動作などの感情表現のひとつひとつが、仕事へのやりがいの原動力です。ご利用者やご家族はもちろんですが、上司や先輩、同僚など、人との関りを面白いと思えることもこの仕事をする上で重要なことだと思っています。

これからの自分、未来の仲間へ

自分の将来についても考え、今年、介護福祉士の資格試験を受験しました。理論を学び、知識をつけることと、仕事の中で感じたこと、気がついたことの両方をバランスよく経験していきたいと思います。いずれ入職してくる後輩たちをイメージしながら、経験に裏付けられたアドバイスや言葉かけができるよう自分自身を成長させていきたいと思います。

今後、地域で育ち、地域福祉の仕事についた自分の背中をみて、福祉の道に進もうとする若者がでてくれば嬉しいです。例え、現時点で福祉を専門的に学んでいなかったとしても、福祉の職場には人を育てる文化があるので、仕事に就くことはできます。入職後、経験を積み働きながら専門的な資格を取得する方も多くいます。自分を成長させながら働けて、地域貢献にもつながっていく福祉の仕事に出会えて、本当によかったです。