北丹後福祉会では「地域の高齢者やその家族が安心していつでも元気で暮らしていけること」を目的にいろいろな地域公益活動を行っています。
「介護よろず相談所」は、久美浜苑久美浜居宅介護支援事業所の職員（ケアマネジャー6名）が中心となり2007年にスタートしました。介護全般についての相談や認知症に関する不安や悩みの相談、知識や介護の仕方などのアドバイスを行っています。
また、地域の民生児童委員との連携をはかりながら、介護認定を受けていない方でも相談をすることができます。そのため、不安を抱えた高齢者やその家族との面談など、その都度ご自宅を訪問する迅速な対応が地域での心強い存在となっています。
介護認定を受けていない方へのもうひとつの取り組みとして2011年にスタートした「地域高齢者見守り活動」があります。久美浜町内の独り暮らしの方や高齢者世帯を対象に、1ヵ月に1回程度、自宅への訪問や電話連絡を行い、近況を尋ねたり、相談を受けたりしています。
訪問を心待ちにして楽しみにしている方も多く、いつでも相談できるような関係作りを大切にしながら、介護認定の申請手続きや配食サービスなどさまざまな情報を伝えています。
また、相談の事例の中には京丹後市に引き継ぐ必要がある場合もあり、市職員といっしょに訪問し介護保険の利用申請やサービス利用につなぐなど、常に関係諸機関と連携し、誠心誠意の対応を実践しています。
さらに活動の充実と共有を図るため、京丹後市と月に1回連絡会議を行い、離れて暮らす家族への連絡も必要に応じて行うなど、地域公益的活動のセーフティネットとしても幅広く展開しています。多くの不安や悩みを一人で抱え込まずに、私たちといっしょにお悩みを「快」決していきましょう。