きょうたんご福祉ナビ

きょうたんご福祉ナビ

ゴミ拾い × 福祉

道路の清掃を通して、地域づくり
社会福祉法人太陽福祉会の取り組み

地元の環境問題をできることからはじめる!

施設利用者の送迎バスが行き来し、施設職員も通勤に通る「ハマナス街道」の清掃を、地域のライオンズクラブのみなさんと一緒に、年に2回行う活動を継続的に行っています。施設利用者、施設職員、他の施設の方、役所の方、今では、20~30人の方々が、ごみ袋をもって、多種多様なごみを拾い集めたり、ライオンズクラブの方は草を刈ったりしています。

2年程前、通勤途中の道路があまりにもごみが多く、何とかできないものかと気になったことから、少しずつ活動の輪が広がりました。そこで様々な地域貢献をされているライオンズクラブの方に相談しました。ライオンズクラブの方も道路のごみの多さは気がづいておられ、どのように進めていくかの話し合いをもち、活動を具体化していきました。

共通の目的を通して、協働性を高める

車からのポイ捨てごみはもちろんですが、明らかに家庭ごみと思われるごみ、電化製品等々、びっくりする程ごみが多く、一度やっても、次のときまでに、いつの間にか捨てられているという状態はなかなか改善されません。もちろん、「きれいにしましょう!」「ハマナスを守っていきましょう!」という看板なども立て、「拾う」だけではなく、「捨てない」呼びかけも続けています。

施設を利用し、送迎バスを使っている利用者にとっても、地域の人にとっても普段使っている道路がきれいになることは、気持ちの良いものです。公共の財産である道路を、使う人が力を合わせてきれいにしていくことで、地域の人と施設の利用者の触れ合いが生まれ、あらたな活動に繫がる可能性もあると思います。

「道路をきれいにする」共通の目的を通して、協働性を高め、地域で暮らす人々が福祉施設をより身近に感じていただくこともできるのではと思っています。